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2010年12月24日

新鐘

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今日、所用で母校を訪れた際「新鐘」という学園誌を手にしました。

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特集は「芸術を読み解く」です。おもしろそう!

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色んな記事があったのですが、一番「なるほど!」と思ったのが、映画『ゆれる』『ディアドクター』の監督として有名な西川美和氏のインタビュー。
西川さんは、元々写真部で写真を撮っていた(だから一応僕の先輩)のですが、卒業後に映画の道に進んだとのこと。


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『写真は面白いし奥深いと思いますけど、今度は言葉に頼らない表現であることに、窮屈さを感じるようになったんです。』

「その気持ちよくわかる」といえば西川さんに失礼かもしれませんが、僕も最初は写真を撮っていて、しかし写真だけじゃ伝わらないものがあるはずだと色々と模索しているうちに会社を作った部分が大きいので、かなり共感しました。



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『高尚そうな芸術でも、その意図が人に伝わらなければ意味がありません。
例え技術的に未熟な作品だとしても、誰かに何かが伝わることが一番大切なんです。』

これまたその通りですね。
映画でも写真でも、おそらく雑貨でもそうですが、長くその世界に浸っていると「業界的に評価されるものを作ろう」「映画好き・写真好きを唸らせよう」としてしまい、結果として「わかる人にだけわかればいい」という、一般の人を無視した難解で高尚な表現をしてしまいがちです。

しかし、技術は多少未熟であっても「一般の人にわかるように伝えよう」というまっすぐな意思を持った表現の方が人の心を打ちますし、そういうシンプルでまっすぐなメッセージを持った作品こそ、長く愛されるものになると思います。

もちろん技術も伴うのが理想ですが、まずは沢山の人に伝えようとする意思が大事なんですね。勉強になりました。
posted by 星燈社 at 22:00| 日記