
先日、アパレルのOEMメーカーに勤めている友人が
「モードのブランドは、作っている裏側を見せたらダメだ」という話しをしていました。
なんでかなーと思ったら
「製造の背景で汗を流しながら人が作っているのを隠さないと、売れなくなる」からだそうです。
そう言われてみれば、モードなブランドの場合は確かにその通りかもしれませんね。

一方で、星燈社は逆に、製造の背景をできるだけ見せようとしているメーカーです。
というのも、目の前で作っているところを見せれば、作る側は良い緊張感を保て、お客様側は作っている過程を見て楽しむことができるからです。
そんな「モードなブランド」と「星燈社」の違いを食べもの屋に例えると
「フランス料理屋」と「寿司屋」の業態の違いと同じだと思います。
つまり
前者は「お客様の見えないところで作り、完成形だけを提供する」
後者は「材料を提示し、目の前で作っている場面を見せながら提供する」
ということですね。
日本人のひいき目もありますが、僕は後者の寿司屋のような仕事の方がおもしろいと思っています。
とかなんとか言ってたらすごくお寿司が食べたくなってきました。
(山本)