てぬぐいの染め方には、「注染」と「手捺染」があります。星燈社は手捺染。
それぞれ長所と短所があるのですが、数年前までは注染は高級/手捺染は安物というイメージがありました。
そんなわけで3年前に星燈社だよりに下記の文章を載せました。
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「注染てぬぐいはやわらかくて、手捺染のてぬぐいは肌触りが固い」と思われている方がいらっしゃいますが、
決してそんなことはありません。
「手捺染は固い」と思われている方は、おそらく顔料でつくったてぬぐいのことを言っているのかと思います。
確かに、生地の上に顔料をのっけているので、水が染み込みにくいとも言えます。
「手捺染は固い」と思われている方は、おそらく顔料でつくったてぬぐいのことを言っているのかと思います。
確かに、生地の上に顔料をのっけているので、水が染み込みにくいとも言えます。
ただ、白場が多いてぬぐいの場合、それでもけっこう手触りも良かったりします。
一方、反応染料で染めた場合、生地の質感も損ねず水の浸透具合もグッドです。
そもそもハンカチのほとんどは染料手捺染で染めていますしねー。
それからもうひとつ、てぬぐいのやわらかさは、生地の選び方にも依存します。
固くてさらっとした生地を好むメーカーもあれば、やわらかい生地を好むメーカーもあります。
一方、反応染料で染めた場合、生地の質感も損ねず水の浸透具合もグッドです。
そもそもハンカチのほとんどは染料手捺染で染めていますしねー。
それからもうひとつ、てぬぐいのやわらかさは、生地の選び方にも依存します。
固くてさらっとした生地を好むメーカーもあれば、やわらかい生地を好むメーカーもあります。
同様にお客様の好みもそれぞれです。ちなみに僕はやわらかい生地が好き。
ともあれ、てぬぐいの染め方も大事ですが、何より大切なことは、今まで見たことのないような可愛い図案の品物をつくり、てぬぐいを日本人にとって、より身近な存在にしていくことだと思っています。
ともあれ、てぬぐいの染め方も大事ですが、何より大切なことは、今まで見たことのないような可愛い図案の品物をつくり、てぬぐいを日本人にとって、より身近な存在にしていくことだと思っています。
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で、3年後の今はどうかと申しますと、いつのまにか
「注染じゃないといやだ」という方と「染め方はどちらでもよくて、大事なのは使いたい品物かどうか」という2つの客層ができあがってきたように思います。弊社としてはうれしい流れだなと思ってます。