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2018年09月22日

【第8回】図案と音楽の話「雪夜の音楽会A」


第8回は『雪夜の音楽会』打ち合わせの余談。
ここをカットしても話はつながるのですが、この余談のやり取りの中に今回の対談の空気感がぎゅっと詰まっている気がして掲載することにしました。でも読み飛ばしても大丈夫なやつです。



----小田晃生×星燈社・山本×モナレコード・坂本『図案と音楽の話』----


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〔第8回雪夜の音楽会A

山本 「雪夜の音楽会」チケット予約用にウェブサイトに予約フォームをつくったのですが、今回来てくださったお客さまに、また演奏会のご案内をできるようにしたらいいなあと思いまして。


小田 いいですね。


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山本 そんなわけでアンケートもつけて。

「小田さんのライブの案内をお送りしてよろしいですか」ってのと

「星燈社のイベントの案内をお送りしてよろしいですか」っていう欄を作ったんですよ。

そしたら小田さんの方が「はい」で、星燈社の方が「いいえ」の場合があって。

いや別にいいんですよ。いいんですけど、まあ僕としては傷つくわけですよ。


小田 それはもう、なんでそういうことしちゃったんですか。


坂本 打たれ弱いのに。


山本 そうなの。これ傷つくなと思ってやめました。


坂本 もうちょっとふわっとやっときゃよかったのに。


小田 いやもう、シビアな道を歩まれましたね。


山本 ですね。自分で堀った穴に自分で落ちて、そっと穴をふさぎました。


小田 それはちょっとつらいやつですよ。


坂本 ライブで挽回しましょう。


山本 「あ、星燈社もいいんだね」って。


小田 「やっぱり考え直す人フォーム」を作りましょうよ。その日に受付で提出するの。

「やっぱり星燈社イベントの案内もお送りしますか?」って。



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坂本 ライブにおみやげもあるの?


小田 お客さま皆さんに『雪夜』のCDが付くんですよね。


山本 そうなんです。予約だけして当日CDをもらえるパターンと、事前に送るパターンを作ってます。

人によって、事前に聴いてイメージ含まらせたいっていう場合もあれば、逆にまっさらな状態で聴きたいって場合もあるかなと思いまして。


小田 なるほど、丁寧ですよね。

でもできれば、その場でまっさらだと僕が歌詞間違えてもばれないので。


山本 確かに。


坂本 じゃあ人によっては歌詞カード見ながら聴いたりもできるわけですね。


小田 やばいですね、それは。


山本 ですね。


坂本 じゃあ会場暗くして。


山本 真っ暗にして。


坂本 見えないように。


山本 まったく歌詞カード読めないようにして。


小田 でもできるだけ歌詞見ないで歌いたいなと思うので、ちょっとドキドキしそうですね、『雪夜』の曲は初披露になるんで。


山本 そうだ、初披露ですよね。僕も音源は穴が開くほど聴いてるけど、生では聴いたことがないんですもんね。すごく楽しみ。



〔第9回〕雪夜の音楽展 に続きます




-------今日のがまくん【第1467回】--------------

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がまくんと秋桜

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コスモスに秋桜と当て字をした人は相当ロマンチストだった気がします。あとがまくんの服の襟どうなってるんですかこれ。


posted by 星燈社 at 11:00| 日記

2018年09月21日

【第7回】図案と音楽の話「雪夜の音楽会」


第7回は、10月5日に開催する小田さんのライブ『雪夜の音楽会』について。
演奏会をどんな風にしましょうか、という公開打ち合わせですね。いわば『雪夜の相談会』。
そうなると打ち上げを開催するなら『雪夜の反省会』ですかね。


----小田晃生×星燈社・山本×モナレコード・坂本『図案と音楽の話』----


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〔第7回雪夜の音楽会


山本 10月の星燈社・秋冬展示会のとき、自由学園明日館の展示室を使って小田さんのライブ『雪夜の音楽会』を開催します。いわばリリース記念ライブですね(※満席になりました。ありがとうございます)



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山本 『雪夜の音楽会』というタイトルは自分で考えたような顔をしてますけれど、実は違って。

『雪夜リリースライブ』だと何か違うんですよねーと小田さんに相談したら

「雪夜の音楽会ってどうですか」って提案して頂き、それをお借りしたんです。


小田 まんまですけどね。


山本 音楽会ってのがいいなと思って。会場の自由学園明日館はもともと学校だし。


坂本 すごいしっくりきてる。


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山本 それでね坂本さん、ライブ開催についてモナレコードの方にいろいろ教えてもらいたくて。


坂本 ライブの段取りは大丈夫なの?


山本 え?それはもうあれだ、坂本さん頼り。むしろ坂本さん頼み。

そんな相談の前に音楽会のチケットを作ったんですよ。これです。


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小田 うわさのすてきなチケット。


山本 ありがとうございます。これは坂本君に相談したときに

「取っときたくなるチケットっていいよね、かわいいチケットならSNSで波及できるし」と教えてもらって。

なるほど、アナログなチケットがデジタルにつながるって面白いなと思ったんです。


小田 記念になりますし。


山本 ちなみに紙の種類も、真っ白じゃないスノーホワイトという種類で。


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山本 ライブ会場は、60平米ぐらいの部屋です。

本番は夜だから見えないかもですけど、庭に面してます。消防法の制限があってあんまり沢山お客様は入れないんですけど、雰囲気はしっくりきてます。


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山本 音楽会の照明には、ろうそくみたいな光り方をするライトを配置予定です。これに雪夜の紙を巻いて光らせると


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山本 雪の中にいるような雰囲気になるかなと。


小田 雪の灯籠みたいな感じ。



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山本 設営イメージとしては、これが会場の図面ですけど、黒板の前に小田さんが立ちます。

左右の壁沿いに新作展示のテーブルが並んで、それを脇に寄せて照明をのせていきます。

そんで中央に客席の椅子を並べると。


坂本 なるほど。


山本 星燈社の普段の製品づくりでは、暮らしの脇役になることを意識していて。

だから雪夜の音楽会でも「いかに小田さんの演奏を良い環境で見て頂けるか」という脇役的な部分が星燈社の仕事だと思ってます。


坂本 でも主催者が、会の趣旨を話すのは必要じゃない?


小田 ですね。


山本 えっそうかな。でも確かにそうですね。じゃないと意味わかんないもんね。



小田 僕もちょっと迷ってて。いつも僕のライブって結構いろんな曲やるんですよ。曲の幅が激しくて、ばかみたいな曲とかもいろいろやるんです。


坂本 いろんなタイプの曲を。


小田 でも今回の演奏会はどうしようかなあと思って。

『雪夜』はもちろん演奏するとして、僕がCOINNってバンドでやってる「おやすみライブ」のような、穏やかな曲だけにするとか、そういった雰囲気でやるのもいいのかなと。



小田 ただ、それだけやる自分がなんかちょっとうそつきな気もして、それで迷ってるんです。


山本 そういえば、小田さんってあんまりカバー曲はやらないですよね。


小田 あんまりやらないですね。なんでかっていうと、自分のものになったなって思えるまでが結構時間かかるんですよ。3枚目のソロアルバムに『44ひきのねこ』ってカバー曲はありますけど。あれは自分のものだと思って歌うようにしてます。そう。あんまりないですね。何か、しれっと歌うのが悪い。


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山本 僕は、小田さんが冬の童謡を歌うのも面白いのかなと思ってます。

『雪夜』の音源を僕の親とか妻の親御さんに聴いてもらったんですが、その世代でもすっと馴染むみたいで。

だから小田さんの歌や曲には、聴く人を排除しない、どんな世代にも伝わる童謡に近い感じがあるなあと。


小田 なるほど。そういうのもいいですね。


山本 坂本さんは何かあります?こんなのが見てみたいとか。


坂本 やっぱこういう形と空気感だけど、さっき小田さんがうそくさくなるって話してたように、あんまりイメージに捉われ過ぎるのはよくないかなとは思いますね。

「ここからここまでの要素で」ていう、枠を決めないのがいいんじゃないですかね。コンセプトに縛られ過ぎないほうが面白い。


小田 そうですよね。


山本 つまりは小田さんがやりたい形でやっていただくのが一番ということですね。


小田 本当、そうですね。空気は読みつつ、取り入れつつみたいな感じでやりたいですね。取りあえず、いつもとちょっとは何か違うことができたらいいなっていう気持ちはあります。あとはあんまり説明し過ぎないほうがいいですね。


山本 ああそれです。僕の悪いくせ。説明しすぎるやつ。



【第8回】「雪夜の音楽会A」へ続きます




-------今日のがまくん【第1466回】--------------

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がまくんと舞茸天ぷら

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舞茸は天ぷらにするのが一番おいしいと思ってます。






posted by 星燈社 at 09:00| 日記

2018年09月20日

【第6回】図案と音楽の話「音楽のかたち」



音楽のかたち


山本 今回、楽曲をCDにしたのは理由が2つありまして。


まず、カフェ・雑貨・書籍・音楽の4つは近しいところにあって、結びつきも強い気がします。

たとえばブックカフェ、CDを置く書店、雑貨を扱うカフェなどの業態があったり。

だけど雑貨と音楽ってあんまり結び付いていない気がして。

でも雑貨好きな方は音楽も好きだったりするから、図案を元にした楽曲のCDをつくることで面白い化学反応が生まれるかなと考えたんです。


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山本 もうひとつは、雑貨はデザインやアイディアを製品に落とし込んで、実際に使っていただくものです。

CDも音楽ソフトを具体的なかたちのあるモノに落とし込むから、雑貨と近い存在だなあと思って。

だから「図案と音楽」シリーズの音源は「モノとしての音楽」を提案したいので、ダウンロード配信はしません。


坂本 配信しないんだね。


山本 モナレコードもレーベルとしてCD出してるけど、CDで聴いてほしいって感覚はある?


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坂本 CDである必要はないかな。必ずしも。どうしても物理的な不都合というか、広げていく際の色々なネックやコストもあるんで。特にCDプレイヤー・PCを持たない若い世代に対しては。ただ、広い世代・趣向の人に聴いてほしいってなったらCDが現時点で最善の選択だと思います


小田 そうですね、確かに。


坂本 ソフトっていうのは、やっぱり絶対なくならないとは思うんですけど。


山本 次の時代は何になるんでしょうね。


坂本 やっぱり僕らの世代はCDですよね。


小田 そうですよね。


坂本 CDは逆に流通量が減ってきてるからこそソフトとして違った価値が出てきてるし、やっぱりすごく丁寧に作られてるものだなと思います。あとはコミュニケーションとして貸し借りできるのもメリット。

あの人に貸しても聴ける、あの人に借りても聴けるものがあるっていうのはすごく大事なことだなと。


山本 貸したCD返ってこないっていうトラブルもありつつ。


坂本 ありつつ。それも思い出になりますし

でも自分の感覚とは別に、新しい世代の子とかに今度は広げていこうと思った場合にやっぱりちょっとCD弱い部分があるので、じゃあ、次は何だろうっていうのは常に考えてますね。同じことは強要できない、同じ不自由を強要はできないし。


山本 なるほど。


小田 同じ不自由を強要できないっていうのは、確かにそうですね。




〔第回〕『雪夜の音楽会』に続きます





-------今日のがまくん【第1465回】--------------


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がまくんとエリンギ

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割と有名な話ですが、ホクトのエリンギは親子のようなサイズのエリンギを2本入りにすることで成功したらしいですね。かわいい!ってなったんですって。
とはいえ使う方としては、小サイズ2つがちょうど良くないですかちょうどいいですよね。

posted by 星燈社 at 15:00| 日記

2018年09月19日

【第5回】図案と音楽の話「図案と音楽 VOL.02」


「図案と音楽の話」第5回は、次回の楽曲の話。
途中で脱線しますが、脱線こそがこの対談の醍醐味なので、ノーカットでお送り致します。

ちなみに申し遅れましたが、この対談は全13回。テーマごとに話を区切っていたら13回になってしまったというわけ。



----小田晃生×星燈社・山本×モナレコード・坂本『図案と音楽の話』----

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〔第5回図案と音楽 VOL.02



『図案と音楽 VOL.02


山本 この『図案と音楽』の企画は、小田さんにあと2曲お願いすることに決まってます。

映画の3部作じゃないけど、やっぱり何度か続けることでやっと伝わるものってあると思っていて。

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山本 小田晃生3部作でやりたいんです、とオファーしたとき

「四季の移り変わりになれば美しい流れですね」という話になりまして。


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山本 冬から始まって、春、夏、秋になると。でも僕あんまり夏好きじゃないから。


小田 お互い、夏が好きじゃない。


山本 だから夏は飛ばして、春のあとは秋の曲を作りましょうかと。


小田 しれっと夏を飛ばすのがOKになってるのがいいですよね。

お客さんに多分、あれ?って言われると思いますけどね。


坂本 四季じゃないよね?って。


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山本 あの頃、函館に夏はなかったよね。


坂本 なかった。


小田 そっか。原風景にないっていうことか。岩手はぎりぎり夏ありましたね。


山本 夏、海で遊んでました?


小田 海にも行きましたよ。ただコンブがいっぱい浮いてるみたいな。


坂本・山本 わかる。


山本 海、にごってませんでした?


小田 そうですね。青い海は沖縄に修学旅行で行って初めて見ましたね。本当だったんだ!って。


山本 モスグリーンの海にコンブとクラゲが浮いてるのが北の海ですよね。


小田 岩手はおじさんとか泳ぎながらコンブ食ってましたからね。ちぎって食べてる。生でもいけんだ!と思いましたね。


坂本・山本 わははははは!


山本 岩手にはそんなおじさんがいるんですか。いいなあ。



『 ゆげ 』


山本 四季からは外れるんですが、小田さんなら楽曲にしてくれそうだなという図案がありまして。

今年の新作『ゆげ』という図案。


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山本 お風呂だったりキッチンだったり、湯気は日常でよく目にするものですけど、その向こうには暮らしがあるじゃないですか。


小田 そうですね。


山本 暮らしの中で感じる幸せって、あたたかいけどつかまえておけない。そしていつの間にか形が変わっちゃったり、消えちゃったりする。だからその幸せって、それこそ湯気にそっくりだなあと思って。


小田 なるほど。


山本 そういう「立ち止まってはくれない幸せを見つめる」みたいなテーマ、小田さん得意そうだなあと。


小田 がんばります。



〔第回〕音楽のかたち に続きます



-------今日のがまくん【第1464回】--------------


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がまくんと椎茸バター炒め

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兄弟が多いので、僕の母は椎茸バター炒めをするときには量を増やそうと、石突きの部分まで炒めてました。それが妙においしくて、バター炒めは石突きがうまいよね、と長兄と盛り上がった記憶があります。





posted by 星燈社 at 17:00| 日記

2018年09月18日

展示会準備






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いよいよ展示会が近づいてきましたので、自由学園明日館へ行ってきました。


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照明や部屋、テーブルのサイズを確認。
この展示室を1社だけで貸切にできるなんて、そりゃあもう楽しいです。

せっかく池袋にきたので、東口側に足を伸ばして

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池袋の良心ともいえる、タカセでモーニング。家でも朝ごはん食べたんですけどね。
アイスコーヒーにベーコンエッグサンドとポテトサラダつきで450円!しかもとってもおいしいんです。



-------今日のがまくん【第1463回】--------------


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がまくんと洋梨

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桃はやわらかめが好きだけど、洋梨は少し硬めが好きです。




posted by 星燈社 at 12:00| 日記

2018年09月17日

ジョジョ展


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国立新美術館のJOJO•荒木飛呂彦原画展に行ってきました。
ここで漫画家の原画展を開催するのは、手塚治虫以来2人目だそうです。



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ここだけ撮影可能なエリア。
荒木先生の世界はもうなんか、漫画の域を越えてますね。



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最近月がきれいだなと思ったら、もうすぐ十五夜ですね。今年は満月お月様が見れるのかな。





-------今日のがまくん【第1462回】--------------


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がまくんときのこ

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きのこの網焼きっておいしいですよね。


posted by 星燈社 at 08:00| 日記

2018年09月16日

【第4回】図案と音楽の話「ネガとポジ」


「図案と音楽の話」第4回は、小田さんの創作の核の話を聞けました。
小田さんに楽曲をオファーした理由は、まさにその核の部分にあったなあと、改めて読み返していた気づきました。

ちなみに唐突にモナレコード・坂本くんが「すいません戻りました」と登場しますが、来客のため一時退席中でした。坂本くんの仕事中にモナレコードへ押しかけて対談したことによる弊害でございます。ごめん今度フルーツサンドおごるから!


----小田晃生×星燈社・山本×モナレコード・坂本『図案と音楽の話』----

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〔第4回〕ネガとポジ


小田 最近僕の中で、暗い曲とかじゃないんですけど、物事のポジティブとネガティブがあるとしたら、ネガ側を僕が担当してる感じがしたんですよね。

なので、結婚パーティーとか呼ばれても歌う曲がなかなか見つかんないんです。

それでもいいよって言ってもらってライブしますけど、だから結婚パーティーで歌うの、けんかの歌ですし。『なかなおり』という曲をよく歌うんですよ。


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小田 ネガ側というか、起きるか寝るかで言ったら寝る側の曲、暗いか明るいかって言ったら暗い側の曲で、夏か冬かっていったら冬の曲ですよね、やっぱきっと。


山本 幸せな状態のことを歌ってる曲でも、その幸せがなくなる怖さを歌ったり。

「僕はこわくなった」という曲はまさしくそれですよね。



小田 そうですね。死ぬのが怖い歌とか、そっちが多分いろんな曲を作る中で核になってるんです。

アルバムはいろいろ毛色が違うけど、やっぱり全体を面で見たときに、多分僕がすっと書けるのはそっち側の曲。

だから、星燈社さんから図案のこととかいろいろ伺いながら、そこは僕で大丈夫そうだなと感じましたね。


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山本 星燈社の立ち位置とか視点も、同じくネガ側ですね。小さい頃見た風景への憧憬もあります

『雪夜』もちいさい頃に実際見ていた風景で、僕にとっての原風景ですね。


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山本 だから星燈社のシンボルは「雪夜」にしていて、シールや社用の封筒も全部雪夜のデザインです。時々、星ですか?って言われますけど、星じゃないんです。


小田 お名前もありますしね。


山本 そうなんですよ。名前に「星」がつく僕が星燈社で星の柄をシンボルにしてたら、ものすごいナルシストじゃないですか。


小田 ヤバいですね。しかも第1弾の曲で!?みたいな。


山本 そんなに自分を前に出したいタイプでもないし。


小田 確かにそれは僕もやらないタイプかもしれない。


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山本 それこそ小田さんはCDのジャケットのデザイン決めのとき

「僕の名前もっとちっちゃくてもいいです」とか言ってたぐらいで。


小田 今でもそう思ってますけどね。


山本 いやこれ以上小さくするのはなかなか(笑)


坂本 すいません戻りました。


山本 おかえり。今、何の話してましたっけ。


小田 ネガとポジの話をしてましたね。


山本 センチメンタルな曲が得意だと。


小田 結果的にそうなってるんですけどね。

暗い人なのか明るい人なのかとはまた別じゃないですか。自分を暗い人間だと思わないけど、ただ何かを切り取ろうとしたときに、華やかで明るいものよりもその陰側にあるもののほうに興味がいくのかもしれないなっていうのがありますね。

だから、オファーされた図案が明るくさんさんと輝く太陽だったら、僕はさっと書けなかったかもしれないなと。


山本 夏の海で泳いで、みんなでバーベキューだぜみたいな。


小田 そう。ビキニの姉ちゃんイエーイみたいなことだったら、何か違う引き出し開けながら作る感じになったでしょうね、きっとね。やったと思いますけど。何か別のアプローチを考えないとなって。




〔第回〕『図案と音楽 VOL.02』に続きます



-------今日のがまくん【第1461回】--------------


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がまくんと焚き火

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焚き火をして妙に強気ながまくん。





posted by 星燈社 at 13:00| 日記

2018年09月15日

【第3回】図案と音楽の話「目には見えない景色を描く」


楽曲『雪夜』の製作について、音楽家・小田晃生さんモナレコード・坂本君と3人でお話しした鼎談(ていだん)。
第3回は楽曲製作の裏話をお聞きしました。



----小田晃生×星燈社・山本×モナレコード・坂本『図案と音楽の話』----

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〔第3回〕目には見えない景色を描く



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目には見えない景色を描く


山本 ほかに「雪夜」の歌詞のアプローチで面白いなと思ったのが、小田さんが楽曲をつくる際に「夜の雪は見えないから音で表現した」ってところです。

僕の育った場所は、函館でも街なかだったので街灯もあり、夜の雪も見えたんですよね。

だから、目に見える風景だと思って「雪夜」の図案を描いたんです。


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山本 でも小田さんは見えないものだという認識だったから、雪夜の風景を音で表現して、音から想像する景色を見せてくれたのが面白いなあと。僕は考えもしなかった。


小田 「暗闇に雪ってことは、それ、あれだ、見えないやつだ」っていうことで。

だから、特に雪は降るもの、動くものだからやっぱりそれがパッと写真のように切り取られた瞬間の図案というのは、ある種のファンタジーだなと思ったんですよね。

現実味とそのファンタジーがちょっと重なる部分が歌詞にできたらいいなっていうのは狙いでした。


山本 歌詞の最初から最初のサビにいくまでに、聴覚以外の感覚をどんどん閉じていってる感じがありますよね。


小田 そうですね。


山本 それをサビまで一文でひと息に表現しているのが。


坂本 すごいね。


山本 これがプロかと思って。


小田 いや、ありがとうございます。でも、音楽じゃないと多分駄目な書き方だったり、あと、「ワオン」という歌詞とかも歌だから許される余地だなと思ったんですよね。だから、これを許してもらえたらうれしいなと思った。結構ドキドキ提出した部分でしたね。

単純な詩として読むと多分やっぱりちょっと足りなさとか、トントンいき過ぎてるという部分もあったり。そこはやっぱり曲を書きながらたまに考えることがあって。歌だからこれは逆にこうやろう、とか決めてやるときはあります。


坂本 歌だからできる表現法、文章じゃ無理な。


小田 メロディーで補助してもらえればいいかなみたいな。


山本 面白いですねえ。


坂本 あ、ちょっとすいません(来客のため一時退席)



自己模倣と手くせ


山本 ところでアーティストの方っていうのは自己模倣が怖いとか、自己模倣をしたら終わりだと言ったりしますけど。小田さんはどうですか。


小田 そうですねえ。本当は別にいいんでしょうけどね。ただ怖いというのもあるし、あとは欲求もあるからなあ、みたいな。


山本 なるほど。星燈社はアーティストじゃなくて日用品メーカーだから、売れるものを作るというのは意識していて、やっぱりバランスも考えて今までにない色味もやらなきゃと思ってはいるんです。

けど、どうもあんまりうまくいかなくて。例えば、赤とかピンクとかかわいらしいのはいまいち評価されない。結構頑張ったんですけど、やっぱり駄目。


画像3: えりまき「夜風/よかぜ」


山本 そんで、あるときにもう無理しないで好きな色と好きな柄でいこうと思ったら、それが評価されて。

だから何だろう、自己模倣でもないけど、手くせは認めなきゃいけないのかなあと今は思ってます。


小田 多分、自分で手くせをコントロールできる人と、できない人がいて。

でも、映画とかもそうですけど、同じような座組で作られた映画でも全然違ったりするものも、点で見てくと何か分からなかったりするけど、面で見たときにあそこが愛すべきポイントなのかみたいなのが見つかったりしますよね。


山本 例えば、音楽だったらアルバムを通して一つの作品になってるとか。


小田 そうですね。曲単位もそうですし、アルバム単位でも、だけど、ここだけは絶対なんだなみたいな、そういうのが実は掘り下げて見てくと分かったりしますよね。


山本 アルバムに入れる曲順は悩みますか?


小田 あんまり曲順は悩まないです。結構パッと決まりますし、あと、もうちょっとここにもう1個って思って、それを付け足して作ったりもします。


山本 悩まないってことは、もうイメージがあるんでしょうね。


小田 ただ他の人を見てて偉いなって思うのは、アルバムにちゃんとコンセプトを作るじゃないですか。

最近特によく感じるんですけど、僕は本当寄せ集めなので「今回はアルバムをこういうテーマで作りました」と言ったとしたらうそだと思うんです。僕、毎回そんな考えてない。作ったら作った分だけ集めるんですけど、そん中でこの順番に聴きたいなと思うようにしてます。


山本 『チグハグソングス』ですもんね、サードアルバムのタイトル。


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小田 あれは寄せ集めであることを肯定するためのタイトルだったんです。

多分、自分がそういう人間なんですよね。同じことを続けられないっていうか、ずっと同じことは考えてないなと感じるので。人間の頭は本当にぐちゃぐちゃだなと。それでありたいなとは思いますね。


山本 きっとみんなそうですよね。例えば和食大好きって言ってもパスタ食べるし、パンクロックが大好きって言ってもフォーク聴くし、みたいな。一人の人間もいろんな面がありますもんね。



「雪夜」と「冬のにおい」

山本 CD『雪夜』のカップリングには、小田さんが所属するバンド・COINN(コイン)でのレパートリー『冬のにおい』を再録して頂きました。


小田 ご指定があったんですよね。


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山本 『冬のにおい』は朝の曲なので『雪夜』と合わさることで、夜と朝の対比になりながらも、両方に共通した「雪のあたたかさ」という要素が浮き彫りになるかなと。


でも出来上がった曲を聴いたら『雪夜』は耳で雪を感じる曲で、『冬のにおい』は目と鼻で雪を感じる歌になっているなと気づいて。


小田 あんまりそれは狙ってはいなかったんですけど、でも、結果的にそうなったな、やった!って感じでしたね。『冬のにおい』はすごいぴったりだなと思ってはいました。


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山本 夜と朝の対比、家の中と外の対比、静と動の対比、というイメージはあったんですけど、そこにさらに音とにおいの対比が加わって。いよいよこれは2曲合わせて良かったなと。すごいなと。


小田 ありがとうございます。


山本 小田さんが「片方で言えなかったことをもう片方の曲が補完してくれる」とおっしゃってたのがその通りになったなーと。

でも、このCDに封入した歌詞カードだけじゃ、どうして『冬のにおい』が入ってるかみたいな話をできてなくて。


小田 そうですね、確かに。


山本 だから僕、歌詞カードに載せる文章に、そんな対比の話をめいっぱい書いたんですよ。

そしたら妻に「ちょっと説明し過ぎだから、聴く人に想像する余地を残してあげたらどうかなあ」と言われまして。それはほんとその通りだなあと。

星燈社で普段つくっている日用雑貨って、使い方を分かりやすく説明する部分があって、くせなんですよね、説明し過ぎちゃうのが。


小田 でも、確かに知ってほしいというのはありますよね。


山本 ありますね。


小田 すごいでしょうみたいな。


山本 そう(笑)こんな風にうまくピースがはまったんだよーすごいでしょ!みたいな。そんで説明し過ぎちゃうと。


小田 解き明かし過ぎちゃう?


山本 ですね。でも、確かに想像する余地がないと良くないなあと思って。

だからCDでの説明は簡素にして、副音声的に今日の対談インタビューがあるわけです。




〔第回〕ネガティブとポジティブ に続きます





-------今日のがまくん【第1460回】--------------
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がまくんと雪虫

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雪虫ってあぶらむしの成虫らしいですね。



posted by 星燈社 at 09:00| 日記

2018年09月14日

【第2回】図案と音楽の話「楽曲•雪夜の制作について」


楽曲『雪夜』の製作について、音楽家・小田晃生さんモナレコード・坂本君と3人でお話しした鼎談(ていだん)。雑談多めの第2回です。



----小田晃生×星燈社・山本×モナレコード・坂本『図案と音楽の話』----

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〔第2回〕楽曲『雪夜/ゆきよ』製作のこと



楽曲『雪夜/ゆきよ』ができるまで


山本(星燈社) そんなわけでワインの話は長引いたけど、楽曲の打ち合わせはすぐに終わりましたよね。

小田さんも北国育ちだからか「雪ってあったかいよね」というテーマがすぐに共有できたのがよかったのかなあと。

それから、歌詞や曲に関しても何も注文をつけませんでした。



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山本 小田さんがイメージした雪夜の風景と星燈社の図案で、広がる風景がまったく違ってもいいし、むしろそっちのほうが面白いなあと考えていましたので。

相似形というか、違う中にも重なる1点がある、というのが楽しそうだなと。


坂本(モナレコード) なるほどね。


山本 つくるものに指定をされるのが僕けっこう苦手で。

だから嫌なことは人にしちゃいけないと思って。


小田 それは幸せなものづくりの形ですよね、本当にね。


山本 でも、違ってもいいと思っていたんですけど、実際に届いたデモを聴いたら、ものすごく星燈社の図案にぴったりで。

「そうか、図案の向こうにはこういう風景が広がっていたんだなあ」と僕も気づかされました。


小田 よかったです。うまくいきました。




空想の音と現実の音


山本 歌詞も一切直してないですもんね。


小田 そうですね。1カ所だけ確認作業をしましたけど。

「犬のワオン」っていう歌詞を、僕も一番そこをどうしようかな…でも、これでいきたいなと思って提出して。そしたら、そこについて「ここはどういう意図ですか」とお返事が来たので

「うわ!山本チェックが来た。チェック入った!」と思ったのですが、そこは相談して結局はこのままで行こうと。


山本 最初、曲の中でこの部分だけちょっと違うなあと思ったんですよね。

でもそれが実は狙い通りだっていうお話を聞いて納得したんです。


小田 耳に届く音を通して頭の中に浮かぶのが、最終的にこの図案になるような歌詞にしたんですよ。寝入りのボヤっとした中に聞こえてくるものをちょんちょんと配置していったのですが、犬のワオンが、夢見心地な中に現実的な音を差し込んでスパイスになるかなと。

これ、具体的に僕の地元のあの辺の犬っていうのがいますからね。あの辺からいつも聞こえてくる犬の声です。


坂本 外で飼われてるタイプの犬。


小田 そうです。あと、ボイラーも現実的な音ですね。凍結防止でかけとくんですよね、ボイラーを。うっすらかけたまんま寝る。


山本 時々ブオーンと音がして。


小田 たまにウーンって言うんですよね。


坂本 「ボイラー」って歌詞の言葉選びがいいよね。


山本 この単語ひとつで舞台が一気に北国になるもんね。


小田 ありがとうございます。


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山本 ボイラーと言えば、高校のときは坂本君と僕、遅刻が多くて。


坂本 多かったですね。


山本 むしろもう、坂本くんだけ段違いにすごかった。僕は周回遅れみたいな。

前期で何回遅刻したの?


坂本 80


山本 80!?


小田 遅刻の天才ですね。


山本 僕は半分の40回ぐらい。


小田 いや、それもだいぶですけどね。


山本 そんで遅刻にボイラー室が役立つんだよね。

登校する時間にはもう見守りの先生もいなくて、玄関が施錠されているんです。

でもボイラー室は当時、鍵がかかってなくて。ボイラー室から学校に入ってましたね。


坂本 やってたやってた。


小田 そこでもボイラーが必需品だと。


坂本 今は遅刻を指摘する立場だから、大きい顔して言えないんですけど。


山本 でもさ、自分が経験した上で「気持ちはわかるけど、やめようね」みたいな言い方のほうが説得力あるよね。




〔第回〕目には見えない景色を描く に続きます





-------今日のがまくん【第1458回】--------------

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がまくんと焼きもろこし

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とうもろこしにバターしょうゆをつけて焼くとなんであんなにおいしいんでしょう。





posted by 星燈社 at 09:00| 日記

2018年09月13日

【第1回】図案と音楽の話「図案と音楽について」




星燈社が今年スタートした企画『図案と音楽』。
図案から想起したイメージで楽曲をつくって頂き、図案の世界を広げ、深める試み。
第1弾は音楽家・小田晃生さんにお願いしました。

そんなわけで、楽曲のことや創作活動の話を伺おうと小田さんへインタビュー兼対談を収録しました。
特設ページをつくろうと思っているのですが、
まずは弊社ブログを読んでくださっているお客様へお読みいただこうと、こちらに掲載いたします。

ちなみに星燈社代表・山本は前に出るつもりはないのですが、
小田さんにお話し頂いてるのに、僕だけ無記名のアノニマスというのもおかしいなあと思って記名で登場してます。
特別ゲストはmona records・坂本さん。
初っ端から脱線してますが、もしご興味がございましたらお読みくださいませ!




----小田晃生×星燈社・山本×モナレコード・坂本『図案と音楽の話』----
図案と音楽トップ.jpg
小田さんトップ画.jpg




〔第1回〕『図案と音楽』について



山本 今年から、星燈社の『図案と音楽』という企画をはじめまして。

“図案から想起したイメージで楽曲をつくって、図案の世界観を広げる”というコンセプトなのですが、第1弾として音楽家の小田晃生さんに楽曲を製作して頂きました。そんで今日はいろいろとお話を聞こうということで。


小田 よろしくお願いします。


山本 星燈社の展示会に合わせて、今回作っていただいた楽曲『雪夜』のリリース記念ライブ『雪夜の音楽会』を池袋の自由学園明日館で開催するんですよね。10月に。(※満席になりました。キャンセル待ちは受け付けております)


小田 ありがとうございます。


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大正時代に学校として建築された、東京池袋の重要文化財・自由学園明日館。


山本 ちなみに今日お話ししている場所は下北沢のモナレコードです。ライブハウス兼カフェ、それからレーベルでもあるんですがモナレコードのチーフマネージャー・坂本くんにも同席してもらいました。


坂本 坂本です。


山本 それから星燈社の山本でお送りします。


小田 ラジオっぽい。


山本 ラジオっぽい感じで。

よくDVDの副音声で、出演者が製作の裏話やどうでもいい話をしたりするじゃないですか。僕あれが好きで。

そんな風に、CDには載せきれなかった製作過程の話や『雪夜の音楽会』について、それからどうでもいい話もできたらいいなと思っています。



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下北沢駅からすぐ、モナレコード。2階はCDショップとカフェ。3階はライブスペース。

山本 小田さんが最初にCDを出したのがモナレコードなんですよね。


小田 ソロアルバムとして初めて出したのがモナレコードです。



まるかいてちょん.jpg小田さんのソロファーストアルバム『まるかいてちょん』


小田 最初、CD-Rで作ったアルバムをその当時バイト仲間だった横田大さん(のちにアルバム『発明』でARとプロモーションを担当。現在、Anonymous Campの編集者・ディレクターなど、いろいろ。)がモナレコードに持ち込んでくれて。そこから本当にとんとん拍子にアルバムにしようと言って頂いて出したのが

2007年にリリースした最初のアルバム『まるかいてちょん』ですね。

それこそ、そこのCD棚の裏にあるスタッフルームでデザインの組み立て作業とかしてもらってました。



モナレコード棚.jpg
CD棚の裏にスタッフルーム。ここで「まるかいてちょん」ジャケットデザインが。


山本 そのアルバムが2007年にリリース。小田さんが高校を卒業されたのは何年ですか。


小田 2002年かな。


坂本 じゃあ僕らの2歳上ですね。山本くんと僕は地元が一緒で。北海道の函館。


函館雪景色.jpg



山本 中高と学校が一緒で、東京出てくるのも同じタイミングだったんです。

そんで、高3の夏かな。坂本くんが僕の家に泊まった日の明け方、急に

「俺は東京という新天地で新しい自分になるんだ」って息巻いて。


小田 「脱皮するんだ」って。


坂本 そう。


山本 卒業後、僕はくすぶった浪人生活をしてましたけど、坂本くんは大学に現役合格したからすぐに脱皮すればいいのになぜか浪人生の僕と会ってて、一向に脱皮する気配がない。


小田 不思議なバランスを取ってたわけですね。


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脱皮する気配のないモナレコード・坂本くん。



山本 ですね。かく言う僕も1年後、晴れて大学生になりましたけど、きらめいた生活を送れると思いきや、20歳の誕生日に気がついたら1人きりで。

日が暮れた頃にこのまま1日終わったらまずいと焦って、急きょ坂本くんに電話して。

「一人なんだけどどうしよう」って言って。


坂本 買ったばっかりのバイクで駆けつけて。


小田 人生において一人でいたくないときに一緒にいてくれる友達って大事ですよね。


山本 そうすると、何かもう裏切れないですもんね。


小田 いいですね。




図案と音楽-雪夜.jpg




『図案と音楽』について



山本 すみません早速脱線しました。

本題に入ると、星燈社の図案は1枚の絵のように見られることが多いんですけど、

実際は背景にストーリーや「雪夜/ゆきよ」であれば雪がゆっくり落ちてく時間があるんです。

それをどうにか表現したいなあと思っていたある日「音楽とつなげる手があるぞ」と気づいて。

それから『図案と音楽』というコンセプトが固まっていきました。

そしてやっぱり1曲目は、星燈社がはじめてつくった図案でもある「雪夜」にしようと。



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2009年に製作した図案『雪夜/ゆきよ』。

山本 小田さんとはまったく面識がなかったのですが、

歌声もそうですし、センチメンタルで身の回りの些細なことを描く作風が好きで聴いていました。

知ったのはたしか2008年頃かな。曲は「夜道」だったと思います。



山本 そんで、「雪夜」の曲を作っていただくには小田さんの作風がぴったりなんじゃないかなとピンときて。しかもどうも北国育ちらしいぞと。

それから小田さんのSNS過去のインタビューをじっくり研究して「あ、多分この人いい人だ」と、オファーのメールをお送りしたんです。


小田 恐ろしいほどチェックされてましたもんね。


山本 もう、穴が開くほどチェックしてましたね。

それですぐに小田さんが星燈社に来てくださって、23時間お話しをして。

でもその3時間のうちのほとんどは関係のない話でしたよね。

家族が寝た後、いかにバレずしてワインを飲むかとか。


小田 瓶からワインがどのぐらい減ってると気づかれるか、みたいな。


山本 小田さんが、自宅にジビエの肉があると言うので。


小田 今、うちの奥さんが農業の研修を受けてるんですけど、師匠が害獣を駆除していて。

師匠が掛けたわなにイノシシとかシカがよく掛かるんで、それをもらうんです。夕べもイノシシ角煮を食べました。


山本 おいしそう。そうそれで、ワインを飲んでしまって大分減ってしまったときに

「ああこれ?ジビエの臭みを消したくてワイン煮込みしたんだよね〜」って言うのはどうですかって。


小田 作戦を伝授されたんでしたね。ほぼほぼ、そういう話をしてた。



〔第2回〕楽曲『雪夜』の製作のこと に続きます





-------今日のがまくん【第1457回】--------------

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がまくんと衣替え

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急に寒くなってきました。そろそろ長袖の服を出さないとですね。


posted by 星燈社 at 13:00| 日記

2018年09月12日

星月夜の蔵書印


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星燈社の2018年秋冬展示会「星月夜」限定で

『星月夜の蔵書印』シリーズをつくりました。




お気に入りの本に蔵書印を押せば、本がたちまち自分だけの特別な一冊に。





蔵書印はすべて、星燈社の展示会『星月夜』だけのオリジナルデザイン。

どれも昔からあるような、少しクラシックな図案にしました。

上段左から

「ほのか」「三日月と鳥」「ねぎぼうず」

下段左から

「花手帖」「すずらん」「もののけ」です。




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 のんびり販売する予定ですが、スタンプ人気が高まってきていることもございまして

確実にお買い求めいただけるよう、オンラインショップでご予約も承っております。



※※※ ご注文上のご注意 ※※


●本製品は、2018年10月5日(金)、6日(土)に池袋の自由学園明日館で開催する
星燈社の展示会『星月夜』での店頭引取りのみになります。

国内および海外への発送はしておりませんのでご了承下さい。


●お支払い方法は、事前振込(郵便振替/銀行振込/Paypal)もしくは店頭での現金支払になります。


●展示会場は、東京 池袋の重要文化財・自由学園明日館です。

招待状をお持ちの場合、入場無料です。

下記の画像をクリックで、招待状ご依頼ページに進みます。


〔特設サイト〕星月夜top.jpg





-------今日のがまくん【第1456回】--------------

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がまくんと敬老の日

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おじいちゃんが一人称を「ワシ」というタイミングはいつなんでしょう。
「ぼく」から「俺」に一人称を変えるより恥ずかしそう。


posted by 星燈社 at 11:00| 日記

2018年09月11日

ぽち袋



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ぽち袋の製造真っ只中です。今年は左の「うりぼう」が一番人気でした。



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妻のお弁当を詰めていて
枝豆をのせたらなんだか目のように見えたので


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謎のキャラ弁にしたまではよかったのですが



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茶色いおかずを入れたら脳みそみたいになっちゃいました…





-------今日のがまくん【第1455回】--------------

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がまくんと彼岸花

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posted by 星燈社 at 09:00| 日記

2018年09月10日

焼き鳥




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自宅で手抜き焼き鳥をつくってみました。
「外は焼けてるのに中に火が通っていない」
という失敗がないのがポイント!

作り方は
@削いだ鶏もも肉に塩をして串に刺す
A平たいお皿に串を並べて、料理酒と入れて1分電子レンジでチン。
B中に火が通ったら、さらに塩をかけてバーナーで炙る

の3ステップ。


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バーナーというと敷居が高そうだけど、
カセットコンロのガスボンベに取り付けられる、800円ぐらいのものが売られています。
ツナチーズトーストを炙るのもおいしいですよ。



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物流センターも稼動して、製品の自動発注システムも導入。
仕事が楽になるかと思いきやむしろ忙しい気がします。
たぶん、時間ができたと思ってすぐ新しいことをはじめるのが悪いんですよね…




-------今日のがまくん【第1452回】--------------

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がまくんと防災訓練

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消火器を使用するがまくん。


去年僕の住むマンションにて防災訓練に参加。
消防署の方も来て、消火器の訓練も行われました。
僕も颯爽と参加したのですが、その後しばらくしてマンションのエントランス掲示板に防災訓練の様子が張り出されました。
そこに映っていたのは、へっぴり腰で消火器を発射する僕の写真。


posted by 星燈社 at 10:00| 日記

2018年09月09日

野に咲く花のスタンプ


10月6日に星燈社が主催して
自由学園明日館講堂で開催する、タテタカコ・ソロコンサート『星月夜/ほしづきよ』。


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星燈社がデザインした、当日限定のノベルティは『野に咲く花のスタンプ』です。




ファンの方は同じように感じていただけると思うのですが
タテさんの歌う姿は、花壇の中ではなく誰に見せるでもなく野山に強く咲く花のように見えまして
そんな姿をイメージした図案を描きました。スタンプは星燈社のぽち袋に入れてお渡しいたしますよ。



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カットパインを冷凍したものを食べるのがマイブーム。
アイスより安いしおすすめです。



-------今日のがまくん【第1452回】--------------

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がまくんとおはぎ

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おはぎに色塗るの忘れました。

posted by 星燈社 at 11:00| 日記

2018年09月08日

秋冬新作・書くるみ




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秋の新作ブックカバー・書くるみが3種類オンラインショップに入荷いたしました。
左から『ほのか』『花格子』『うたかた』。

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3つの図案とも、水彩捺染の淡く繊細な色柄が特徴的です。








-------今日のがまくん【第1451回】--------------

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がまくんと百日紅

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百日紅(さるすべり)の花を見つけたがまくん。

高3の受験シーズンになぜか母方の祖母と文通していたのですが、
そのときに百日紅の語源はサルもすべりそうなつるつるした幹だからだよーと教わりました。
先日僕の息子が百日紅がかわいいというので得意げに語源を教えたけど、あれ実は僕の知識じゃないんだよね!!



posted by 星燈社 at 09:00| 日記

2018年09月07日

満席御礼


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『雪夜の音楽会』はご予約で満席になりました。
※以降はキャンセル待ちのご予約のみ、お受けしております。


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元は学校の大教室だった部屋での演奏会ですので
「音楽会」という名前がふさわしい雰囲気になりそう。
あとは万全にお楽しみ頂ける場所作りをするだけですねー。



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チロルチョコに「ゆず胡椒味」というのが仲間入りしたみたいなのですが
どうも挑戦する勇気が出ません。おいしいのかな…





-------今日のがまくん【第1450回】--------------

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がまくんとプール

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小さい頃自宅の庭にプラスチックのプールがあったのですが
いつのまにかそこでザリガニを飼っていました。





posted by 星燈社 at 09:00| 日記

2018年09月06日

小田晃生×星燈社『雪夜』


図案の外にある景色や前後にある時間を表現して世界観を広げようと思い
図案から想起したイメージで楽曲をつくる企画『図案と音楽』。

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『図案と音楽 vol.01』は、星燈社の最初の図案『雪夜』をイメージして音楽家・小田晃生さんにつくって頂きました。


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というわけで、表題曲『雪夜』と、小田さんの所属するバンド・COINNの楽曲『冬のにおい』を収録した
2曲入りCDができあがりました。
アナログレコードをイメージした紙ジャケット。
歌詞カードには、星燈社と小田さんの製作過程の解説も書いております。



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盤面も『雪夜』の図案。黒と白のコントラストが綺麗で、
なんだか見ているだけで雪の世界に入り込めそう。




〔告知用〕雪夜の音楽会.jpg

ちなみにこちらのCDが手に入るのは、今のところ『雪夜の音楽会』だけです。
残席わずかとなっておりますので、気になるお客様はぜひお早めにご予約くださいませ。
【追加】※ご予約で満席となりました。以降はキャンセル待ちのみお受けできます。


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想像でイラストを描く、「記憶スケッチ」という遊びをご存知でしょうか。
家に友人が遊びにきたときに開催したのですが


「キョロちゃん」の画像検索結果

「キョロちゃん」というお題で
僕の妻が描いたのがこちら



























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-------今日のがまくん【第1449回】--------------

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「がまくんと枕」

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枕を買い替えたがまくん。



posted by 星燈社 at 10:00| 日記

2018年09月05日

対談収録


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下北沢・mona recordsに行ってきました。


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星燈社の企画『図案と音楽 vol.01』で、
星燈社の図案『雪夜』をイメージして曲をつくってくれた小田晃生さん。

楽曲について、CDの歌詞カードでは語り切れなかった副音声的なインタビューを収録したのです。

小田さんが最初のCDを出したレーベル・mona recordsの坂本さんを交えて色々とまじめな話をしようとしたのですが

2時間の収録時間のうち70分は
「中学時代は学ランに軍手がかっこいいと思っていた(坂本)」
「僕の通ってた学校はもうめちゃくちゃ(小田)」

などの雑談で、とりあえず話している僕らはものすごく楽しかったです。
けどあれをどう編集すればいいのか全然わかんないよ!
9月下旬には弊社ウェブサイト上で公開予定ですので、どうぞお待ち下さいませ。



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大人4人が集まることになったので、宅配ピザLサイズを3枚注文。
「3枚ぐらいぺロリだろう」とケーキなども用意したのですが
フタを開けたら4人で1.25枚しか食べれませんでした。宅配ピザのサイズ感って全然わかんないですよね。あとピザは見た目よりお腹にTAMARU!



-------今日のがまくん【第1448回】--------------

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「がまくんと靴下」

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靴下を履いたがまくん。



posted by 星燈社 at 09:00| 日記

2018年09月04日

三日月市in星月夜



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星燈社の秋冬展示会『星月夜』では






ずっと前に販売終了になった製品や少しキズのある製品、
つまり満月ではなく三日月の品物をお手頃な価格で販売致します。
今では懐かしい品物が見つかるかもしれません。

尚、僕は過去のことはすべて恥ずかしいので、
過去の製品を見返したところ、懐かしいどころか未熟さに恥ずかし悶えしました。




-------今日のがまくん【第1447回】--------------

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「がまくんととんぼ」

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トンボが飛ぶと秋の訪れを感じますねー。




posted by 星燈社 at 09:00| 日記

2018年09月03日

スタンプマーケット






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『布博in東京』で発売しておりました
星燈社の限定スタンプ&ハギレ入りガチャガチャ『スタンプマーケット』ですが6日用の在庫が2日で完売。
急遽2週目も、これでもかと追加分をご用意したのですが、こちらも完売いたしました。
お買い求め頂けなかったお客様、申し訳ございませんでした…!



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2台のマシン(ガチャ男とガチャ子)も僕に文句言わず6日間頑張ってくれました。えらい!!







-------今日のがまくん【第1446回】--------------

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「がまくんと秋の風」

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posted by 星燈社 at 10:00| 日記

2018年09月01日

丸編み靴下A


星燈社の秋の新製品・丸編み靴下の足底の部分には



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図案名が編みこんであります。



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それから『音色』の花芯部分には、
杢(もく)と呼ばれる、色にゆらぎのある糸を使っています。
この糸を使うことで、手描きのようなあたたかい風合いが出るのです。



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家にある絵本の話を勝手に創作して子に読み聞かせていたら妻に呆れられていた様子。
と思ったら気がついたら妻も同じことをしてました。





-------今日のがまくん【第1445回】--------------

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「がまくんと押し花」

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本に押し花をするがまくん。


息子2歳が、保育園に行く道すがら百日紅や朝顔のを見つけては、
かわいいからママに見せようと言うので微笑ましいのですが
僕のように花を摘みたいがばかりに家の軒先に入って犬に噛まれることのないよう気をつけてほしいなあと思います。



posted by 星燈社 at 09:00| 日記