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2018年09月24日

【第9回】図案と音楽の話「雪夜の音楽展」


第9回は、好きなことを仕事にするってのはどういうことか、という話がメイン。答えの出ないテーマだし、年を取るごとにどんどん考え方も変わるんでしょうね。
この対談を数年後に読み返したら面白いんだろうなあと思いつつ、僕はきっと恥ずかしくなって読み返さないんだろうなあ。


----小田晃生×星燈社・山本×モナレコード・坂本『図案と音楽の話』----


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〔第9回雪夜の音楽展

山本 『雪夜の音楽会』が終わったあとは、11〜2月にかけて全国のお取扱店で『雪夜の音楽展』という派生企画をやる予定なんです。ご興味を持ってくれそうなお店にお声掛けして。

『雪夜』柄の製品を並べて、規定金額以上お買い上げ頂いたお客様にはCDをプレゼント。

そんで開催して頂く店舗ごとに、そこでしか手に入らないノベルティやオリジナル製品を作るつもりです。

書店ならしおり、お菓子屋さんならお菓子セット、クリスマス時期の雑貨店にはクリスマスカードとか。


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山本 全部ネットで完結するような時代に、実店舗に来て頂ける仕掛けづくりをしたいんです。

やっぱりメーカーとして、それから僕個人としてもお店に足を運んでもらいたくて。

おもしろい個人商店がないと、どんどん街が均一化しちゃうじゃないですか。そしたら旅や散歩をしても面白くないよなって。


小田 なるほど。


山本 そうだ、あれも買ったんですよ。CDショップに置いてある試聴機。

実際に『雪夜の音楽展』を開催しているお店に行ったら店頭で聴ける、という体験をして頂けるようにって。


坂本 この試聴機、めっちゃいいね。


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山本 なんかいいでしょ。中古屋さんで4個で2万円だった。


山本 『雪夜の音楽展』の開催が決まってるのが長崎、東京、北海道、仙台、愛媛、鹿児島、秋田、静岡あたりですね。そんで最後にモナレコードのフェアで終わったら、ライブツアーのファイナルみたいでいい流れかなって、勝手にモナレコードでも開催する予定を組んでたりして。


坂本 やりましょう。


小田 これはCDが手に入るリストでもあるので、僕のウェブサイトにも載せたいな。



好きなことを仕事にする


坂本 小田さんが一番好きなのは、やはり音楽ですか?


小田 音楽は好きだけどやらなくちゃいけないものっていう感じもしていて。

それはやっぱり、それじゃないと褒めてもらえないものになってきちゃってるから、ここまで来たら。そうなると、好きを超えてるんだと思うんですよね。


坂本 なるほど。


小田 それでもやっぱりいい曲ができたときとか、録音してて音がうまく重なっていったときは今でも興奮します。

でも、それに伴ってやらなきゃいけないことがあるのを知ってるから一番って言っていいかはちょっと考えちゃう。不思議な感じですね。ただただ、楽しんでいられないっていう。

それでもやっぱりメジャーレーベルとかでやってる人たちのことを想像すると、どれだけ好き勝手やってるのかって話なので、多分それは本当にぜいたくな悩みだなと思いますね。


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山本 僕も何かハードルを越えるというよりは気ままにやってますけど、それなりに苦労とか面倒もあります。

でも確かに、デザインした製品やテキスタイルが出来上がってきて、包みを開けて初めて見たときにすっごくいい出来だと、やっぱり。


小田 きたぜ!みたいな。


山本 ですね。それが一番興奮っていうのかな、うまく言えないけど盛り上がる瞬間かもしれないですね。


小田 今までこの世にないものを自分が先頭に立って出来上がったときって、結構な興奮というか、高揚感は僕もあります。


山本 ああそうか。高揚感ですね。僕が言いたかったのもそれです。


小田 自分じゃないといけないもの、これは僕じゃないとできなかったことだって思えるものが作れたときはいいですよね。


山本 坂本さんは仕事している上での達成感、高揚感みたいなのはある?


坂本 僕の場合はちょっと俯瞰なんですよね。自分は何かを生んでるのではないんで、そこはちょっと自分で線引きしている部分はあります。

でもライブとかで、明らかに何かが起きてる瞬間ってあって。あんまり知らないで来たお客さんが盛り上がってたりとか。そこに立ち会えた時は幸せだなって思います。


小田 それは僕もぜひできたらいいなと思う瞬間です。僕のことを知らない人、音楽にあまり興味無い人にも届くようにしたいねっていうのは僕の目標ですけど、逆に、お仕事として音楽にたくさんに触れてる「分かってる人」が「おっ」て思ってくれるときを作るというも、目標ですね。だから、たまにお仕事を超えて感想もらえたりするとほんと嬉しいです。なかなかハードル高いですけどね。


山本 なるほど。


坂本 俺も仕事以外の面で、仕事以上に盛り上がること見つけようとしても無理なのかなっていうのがあって。趣味の限界っていうか。


山本 仕事は1日の大半の時間を使ってるものだし、そこで満足できる瞬間があるっていうのが理想ではあるよね。




〔第10回〕いつか見た風景 に続きます






-------今日のがまくん【第1469回】--------------

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がまくんと秋雨

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posted by 星燈社 at 09:00| 日記