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2010年07月07日

七夕の思い出

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今日届いたお手紙の切手をよく見ると「仙台七夕祭り」。
型染め風の素敵な切手でした。どうもありがとうございます!

そうか、今日は七夕なのですね。北海道を離れるとあまり七夕を意識して暮らさないのですが、故郷においては、七夕祭りは誰もが意識せざるを得ない大イベントでした。

というのも、僕の生まれ育った函館では、7月7日の七夕の日、市内の小学生が友達と連れ立っていろんな家を訪問し
「竹に短冊七夕祭り 大いに祝お ろうそく一本頂戴なー」
と七夕の歌を歌いお菓子とロウソクをもらう、という今思えばかなり変わった習慣があるからです。

どうやらこの奇習の起源は「ねぷた」と関連深いらしいのですが、今の函館七夕祭りは「和製ハロウィン」みたいなものだと思ってもらえればわかりやすいかと思います。

外から函館に転勤してきた方なんかはかなり驚いて、拒否反応を起こすこともあるそうですが、子供が地域の大人と顔を合わせ・かつ挨拶の仕方も学ぶことができるので、地域社会のつながりが薄れてきている今の時代には案外悪くない行事なんじゃないかなーと僕は思います。

と、そんな建前はそこそこに、小学生達は七夕の夜、良いお菓子を効率よく手に入れることに命を賭けます。
たまたま道で出会った友達同士で良いお菓子をもらえる家の情報を互いに交換し合うのです。

あれは確か高校3年生の時の七夕の夜、たまたま僕は同級生の池田くん(「遠くアフリカ」でお馴染みの彼)の家に遊びに行っていました。

池田家は七夕で張り切る家庭らしく、もはや「良いお菓子」どころかお菓子の次元を遥かに超えてカップラーメンを配っていました。
そしたらもう、まさかカップラーメンをもらえるとは思ってもみなかった小学生達は狂喜乱舞。
「ひゃー!」
「すげー!」
「うはーー!」

しまいにはカップラーメンをもらった小学生が外で友達と情報交換しているのが家の中から丸聞こえ。
「なあなあ!ここの家…カップラーメンくれるんだぜ!!」「ひゃー!」
「すげー!」
「うはーー!」
友達も狂喜乱舞。そしてすぐさま
「ピンポーーン」
「竹ーに短冊七夕祭りーーー」
池田家のチャイムが鳴るや否やカップラーメンを求める小さな狩人達の歌声が玄関に響き渡り、僕と池田くんは大爆笑。

今宵も函館では、そんな小さな狩人たちの宴が繰り広げられていたのでしょうか。今日も函館が平和でありますように。
posted by 星燈社 at 23:55| 日記