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2011年01月13日

インド・ネパールD



長期旅行者の間で通じる用語で『沈没』という言い回しがあります。
これは、旅の途中である場所に何をするでもなしに何週間も、ときには何ヶ月も長期滞在することを指します。

特にインドのバラナシは『沈没』する人がとても多く、数ヶ月もこの地で暇を弄んでいる日本人がたくさんいるのです。

そんな『沈没』者の日本人が一様に言うことといえば

「バラナシは少なくとも半月いないとわからないよ…」
あるいは
「ここにいると人生観が変わるよ…」などなど。

要するに、バラナシには何かがあるということなのでしょう。
「長く滞在している人の言うことなのだからきっとその通りなのだろうなー」と鵜呑みにした僕は、人生観が変わるなら変われば面白いなと、まず1週間バラナシに滞在してみました。


で、その間に僕がしたことと言えば
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ガンジス河に出掛けて

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おじさんに無理やりマッサージされた上、お金を請求されそうになったり


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道端でチャイを飲んだり

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野良犬のさびしげな背中を追ったり

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かっこいいおじさんを見つけてはポートレートを撮影したり

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野良ヤギに挨拶したり


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夜半にガンジス河で行われるヒンドゥー教の礼拝を見たりしていました。


まあこんなことをしているだけでバラナシがわかるはずもなく、ましてや僕の人生観はぴくりとも変化を見せませんでした。

それでもひとつだけわかったことがあるとしたら「バラナシは少なくとも半月いないとわからないよ…」と話していた彼が、アフリカの太鼓をインドの楽器だと思い込み、一生懸命インド人の先生にお金を払って叩き方を教わっていたということぐらいでしょうか。

そんなわけで、そもそも性質としてじっとしていることが苦手な性分の僕は、まだ見ていなかったガンジス河の朝日だけ拝んで、バラナシを出ようと決めたのでした。

【インド・ネパールEへ続く】

posted by 星燈社 at 22:00| 日記