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2010年08月24日

インストバンドの唄

SONGS OF

最近よく『SAKEROCK』「songs of instrumental」というアルバムを聴いています。
「songs of instrumental」訳すると「インストバンドの唄」。

SAKEROCKはトロンボーン・ギター・ドラム・ベースで構成されるインストバンドです。
つまり音楽を通して伝えたいことを、言葉は使わず・音だけで表現するんですね。

このアルバムを聴いていて、もしかしたら「雑貨メーカー」は「インストバンド」に似ているかもしれないなーと思いました。

つまり「伝え・届けたいことを、言葉を使わず・他のツール(雑貨なら、モノそれ自体)で表現する」ということが共通しているなあ、と。

INSTBAND

さらにSAKEROCKの「songs of instrumental」が秀逸なのは、一曲目に「ハナレグミ」をゲストボーカルに迎えて「インストバンドの唄」という曲を歌ってもらって、
かつ、その曲をアルバムの最後に、ハナレグミのボーカルなしの異名同曲「インストバンド」として演奏し直しているところ。

つまり
最初にわざと歌詞を入れて「インストバンドとは?」と疑問を提示して、
最後に歌詞なしで「インストバンドのあり方」の答えをつきつけているのではないでしょうか。

ちょっと格好良すぎですよーSAKEROCK。

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一方、松本民芸館の創始者・丸山太郎は「美しいものが美しい」との言葉を残しています。

「美しいものが美しい」という言葉は、そのあと

「その説明があって物を見るより、無言で語りかけてくる物の美を感じることの方が大切です。
何時、何処で、何んに使ったかということでなくて、その物の持つ美を、直感で見て下さい。」

と続きます。

この言葉はインストバンドのあり方にもつながっていることでしょうし、
雑貨を作る上でも、ブランド名や薀蓄(うんちく)をまったく知らない人にでも良さが伝わるモノを作り・届けることが理想です。
もちろんメーカー・ポリシーは保ち続けながら。

いつか星燈社もそんな理想にたどり着ける日が来ればいいなあ、と思う夏の日の午後でした。
posted by 星燈社 at 19:32| 日記