W.jpg

 

2010年11月30日

日本の布と日本のかたちA



がまぐちには色んな大きさや形がありまして、それを基本形として、さらに今までにはないオリジナルの形を作ることができます。
いずれは星燈社からも様々ながま口を世に出したいものですが、がま口は流行には関係ない代物なので、変にあせらず着実にひとつずつ形にしていこうと思います。

というわけで最初は、『散歩に丁度いいがま口』を作ろうと思いました。

がまぐちのカジュアルな雰囲気はきっと散歩にぴったりですし、なにより『散歩がまぐち』という名前が頭の中に浮かんだとき「あ!これだ!」と、なんとなく持っていたイメージと言葉がぴたりと結びついたのです。

なのでまず、製品の名前は『散歩がまぐち』で決まりです。

さあ名前が決まったところで次に、ファーストサンプルを眺めながら『散歩がまぐち』の形を考えていきましょう。

DSC_0958.jpg
前回お見せしたファーストサンプルの

DSC_0966.jpg
全体図はこんな感じ。
タテ長のちょっと珍しい形です。



こちらのファーストサンプルを眺めながら『散歩がまぐち』の形を考えていったときに、どうしてもこれは必要だなあと感じたのが次の4つ。



1-4.jpg


『散歩の必需品が入る大きさ』『中にいれているものを守れること』『外にポケットがついていること』そして『肩掛け紐で斜め掛けできること』。
これを見ただけで完成形がピンと来るでしょうか。こないですねー。僕にもピンときません。

というわけで、改めて整理してみようかと思います。ちょっと長くなりますが、もしよろしければしばしお付き合い下さいませ。




1


ぶらりと散歩にでかけるときの必需品といえば
DSC_0972.jpg
最近だったら携帯電話やiPod、それから人によってはiPhoneでしょうか。
こういうものをすっぽり入れられたら便利そうです。
それに小さめのデジカメや、フィルムカメラ派ならスペアフィルムが入るような形だったら尚良しです。カメラバッグって不思議とかわいいものが少ないんですよね。

でも、それだとちょっとファーストサンプルの形だとタテ長が短いかもしれませんねー。見た目のかわいさを保てる範囲で、もう少し長くするとより良くなりそうです。




1234 - コピー.jpg


携帯電話やipodなど現代の散歩の必需品はどうしても精密機器になりがちですから、ちょっとぐらいのショックなら吸収できるように、オモテ生地とウラ生地の間に中綿(なかわた)が入っていたら、使い手としては嬉しいですね。

DSC_0983.jpg
質感もよくなりますし、夏フェスなんかにも持っていっても安心。





1234 - コピー (4).jpg

最近「Suica」や「ICOCA」それから「Kitaca」などなど、日本中で電車の切符がわりのICカードが台頭しています。
DSC_0977.jpg
これらを財布から出さずにスッと使えるよう、がま口に外ポケットをつけたら大変便利。それに見た目もかわいくなるでしょうし。ただ、縫製が大変そうですが。




4

今までのがま口は、持ち手がついているものでも「ハンドバッグ型」ばかりでした。
でも、絶対ななめ掛けの方がかわいいはず。ただ今まであんまりなかっただけで、あったらきっと嬉しい仕様。両手も自由になります。
浴衣などの和装は勿論のこと、男性ならシンプルなシャツ、女性だったらワンピースと合わせて持ってもかわいいでしょうね。
DSC_0980.jpg
がまぐちの口金につけてもらった丸い穴に肩掛け紐を通す予定です。
ちなみにこちらの丸い穴は「カン穴」といいます。


そんな注文を色々と考えて
kon-tanmono.jpg
縫製工場にセカンドサンプルをお願いしたのでした。



tsuduku.jpg
posted by 星燈社 at 22:00| 製品ができるまで