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2011年06月15日

あたらしい手捺染@

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星燈社の和柄を使って、手ぬぐいを作ろうと思いました。

星燈社の和柄はいわゆる総柄なので、たたんで使う手ぬぐいにしてもかわいくなりそうな予感がします。

ただ、ひとつ問題になるのは染め方です。


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知っている方も多いかと思いますが、手ぬぐいは「注染」と「捺染」のどちらかの技法で染められます。


注染と捺染にはそれぞれ特徴がございまして


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●注染

・隣接している色柄の染分けが難しい
・ウラもオモテと同様に染まる
・細かい柄の表現ができない
・独特のにじみや、グラデーションの表現ができる


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●捺染

・隣接している色柄も染め分けられる
・ウラがオモテ面のように染まらない
・細かい柄も表現できる
・グラデーションの表現ができない


と、「注染」と「捺染」には、それぞれ一長一短の特徴があります。


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さて、星燈社の和柄を手ぬぐいにしようと思ったとき、柄の細かさや、色の合わせ方を考えると、適しているのは「捺染」。

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というわけで、染め屋さんにお願いして、捺染で見本染めを作って頂きました。

ご覧のように、捺染らしく細かい柄まで綺麗に染まり、さらに「雪夜」柄の深い黒も表現できています。


ちなみに「捺染は注染よりも吸水性が落ちる」という人もいますが、それは顔料で染めた場合の話。染料捺染で染めた場合は、吸水性に差異はありません。

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さらに、「機械捺染」ではなく、職人が手作業で染める「手捺染」独自の技で、ほとんど注染と差異なくウラまで染めて頂きました。

柄によっては、ウラの染まり方が注染には及ばない場合もありますが、星燈社はしばらくこの染め方でやってみようと考えています。


【あたらしい手捺染A】へ続く
posted by 星燈社 at 22:00| 日記