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2018年09月27日

【第10回】図案と音楽の話「いつか見た風景」


「図案と音楽の話」第10回前半は、タイトルの話。曲名やアルバムのタイトルの名付け方ってどうなっているんだろうって話、知ってるようで知らないですよね。
後半は、東京から離れて暮らすようになった小田晃生さんに、創作活動の変化を伺いました。
おそらく東京で仕事をしている人は、一度ぐらい「東京から離れてやっていけるかなあ」と想像したことがあるんじゃないかと思うんです。





名付けること

山本 小田さんの曲は、タイトルと曲の中身はどっちが先に決まってるんですか。


小田 場合によりますね。図案は、やっぱり描いてから名付けるんですか。


山本 両方ですね。でも先に名付けてから出来上がる図案って、たいてい名前と柄のイメージがずれますね。

逆にぼんやりイメージを持って描いて、出来上がってから名付けるほうがしっくりくるかもしれません。

「子どもが生まれる前に名前をつけておくか、それとも顔を見てから名付けるか」みたいなことかも。


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小田 僕は両パターンあるし、両方の場合で、これで良かったなって曲もあります。

でも、もうちょっと考えておけばよかったなーっていうタイトルもありますよ。このタイトルにしちゃったかーみたいなのが、実はありますね。


坂本 変えるわけにいかないですもんね。


小田 世の中的にクレジットしてしまったものはさすがに反則かなって。


山本 そうですよね。


小田 アルバムでも、タイトルから先に決めたやつもありますね。モナレコードから出したファーストアルバムは後で決めましたけど、セカンドアルバムは先にタイトル決めて。


山本 『発明』


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小田 『発明』ってアルバムはきっとこの世にまだないだろうから、それでいこうと。

だから、場合によって名付け方は違ってますね。

ソロアルバムは3枚出してて、4枚目も今タイトルだけはもう決めました。


坂本 発売は来年ぐらいですか?


小田 まだわかんないですね。いろいろ優先事項があり過ぎて。


山本 自分のことが一番後回しになっちゃいますもんねえ。


小田 そう。ソロはいつでも自分でできるっちゃできるので、発売時期はまだ分かんないですね。

曲はできてるから録れたら録りたいんですけど。今は、先にCOINNのアルバムが来年リリース目掛けて作業中です。




いつか見た風景

山本 小田さん、山梨に引っ越しなさったじゃないですか。

それで仕事の仕方は変わりましたか?


小田 そこまで変わってないですね。東京で組んでるグループもずっと続いてますし。

ただ僕がちょっと遠くから来るので、「まとまった時間でやっちゃおう」ってメンバーも気遣いをしてくれるんです。

僕もそういうオーラを出していて、少し家にいられる時間が増えた気もします。でも顕著に変化はないかなあ。考えごとする時間は増えたなあというのはあります。


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小田 あとは、見る風景が変わりましたね。

自分が子どもの頃に住んでたような風景の場所に、今一度いるんですよ。


だから、俯瞰して田舎ってこうだなとか、逆に都会ってこうだなとか、そういうことを考えるようにはなりますね。

東京から1時間とか1時間半ぐらいで行ける場所なんですけどとんでもない田舎で、そこに住んでる子たちとかはいつか大きくなったときに都会も選べるし、田舎も選べるっていう郷里なんですよね。


山本 それは素晴らしいですね。


小田 選択肢があるっていうのは豊かなことだなあって思ってます。



〔第11回〕地方と都会 に続きます





-------今日のがまくん【第1472回】--------------


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がまくんとお月見

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皆様今年はお月見できましたでしょうか。
僕は雨で見られませんでしたが、東京の夜風は秋のにおいになってきましたね。


posted by 星燈社 at 10:00| 日記

2018年09月26日

茶筒『花格子』『ほのか』




秋冬の新作茶筒が発売になります。
春の新作『うたかた』『音色』はすぐに在庫切れになってしまいご迷惑をお掛け致しましたので、秋の新作はしっかり在庫をご用意しました。そう物流センターをつくったので在庫置き場の問題は解決したのです。



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『花格子/はなごうし』



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『ほのか』

10月の星燈社展示会『星月夜』でもご購入頂けます。並べるのが楽しみです。



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気がついたら今年はあんまりライブを見に行っていません。
星燈社主催の小田晃生さん、タテタカコさんの演奏会が楽しみすぎて、それで満足している気がします。
でもきっとそれが終わったら、無心にライブを見に行きたくなるかもしれません。




-------今日のがまくん【第1471回】--------------

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がまくんとススキ

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ススキを見つけたがまくん。


posted by 星燈社 at 09:00| 日記

2018年09月25日

ひらつつみ


2018年秋冬の新作ひらつつみが出来上がりました。

新作ですが、図案によってはワンシーズンで終わらず長く継続いたしますよ。


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『木いちご』



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『花化粧』



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『ほのか』



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ご飯に揚げ玉、青のり、めんつゆをかけて混ぜて食べるご飯を『悪魔のごはん』と呼ぶそうで。
悪魔的うまさ!、ということでこの名前になっているとか。
そんなわけで食べてみたのですが、まさに悪魔的うまさでした!僕が中学生だったら毎日おやつに食べて太っちゃいそう。

ちなみに僕小学生の頃はまあ太っていたのですが
小6のとき、授業中に将来の夢を書くことになり頑張って考えていたところ
担任が僕のところに来て「おっ将来何になるの?おすもうさんかな?」
そんなわけないよ!



-------今日のがまくん【第1470回】--------------

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がまくんとトレーナー

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なぜかがまくんが怒り肩。



posted by 星燈社 at 10:00| 日記

2018年09月24日

【第9回】図案と音楽の話「雪夜の音楽展」


第9回は、好きなことを仕事にするってのはどういうことか、という話がメイン。答えの出ないテーマだし、年を取るごとにどんどん考え方も変わるんでしょうね。
この対談を数年後に読み返したら面白いんだろうなあと思いつつ、僕はきっと恥ずかしくなって読み返さないんだろうなあ。


----小田晃生×星燈社・山本×モナレコード・坂本『図案と音楽の話』----


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〔第9回雪夜の音楽展

山本 『雪夜の音楽会』が終わったあとは、11〜2月にかけて全国のお取扱店で『雪夜の音楽展』という派生企画をやる予定なんです。ご興味を持ってくれそうなお店にお声掛けして。

『雪夜』柄の製品を並べて、規定金額以上お買い上げ頂いたお客様にはCDをプレゼント。

そんで開催して頂く店舗ごとに、そこでしか手に入らないノベルティやオリジナル製品を作るつもりです。

書店ならしおり、お菓子屋さんならお菓子セット、クリスマス時期の雑貨店にはクリスマスカードとか。


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山本 全部ネットで完結するような時代に、実店舗に来て頂ける仕掛けづくりをしたいんです。

やっぱりメーカーとして、それから僕個人としてもお店に足を運んでもらいたくて。

おもしろい個人商店がないと、どんどん街が均一化しちゃうじゃないですか。そしたら旅や散歩をしても面白くないよなって。


小田 なるほど。


山本 そうだ、あれも買ったんですよ。CDショップに置いてある試聴機。

実際に『雪夜の音楽展』を開催しているお店に行ったら店頭で聴ける、という体験をして頂けるようにって。


坂本 この試聴機、めっちゃいいね。


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山本 なんかいいでしょ。中古屋さんで4個で2万円だった。


山本 『雪夜の音楽展』の開催が決まってるのが長崎、東京、北海道、仙台、愛媛、鹿児島、秋田、静岡あたりですね。そんで最後にモナレコードのフェアで終わったら、ライブツアーのファイナルみたいでいい流れかなって、勝手にモナレコードでも開催する予定を組んでたりして。


坂本 やりましょう。


小田 これはCDが手に入るリストでもあるので、僕のウェブサイトにも載せたいな。



好きなことを仕事にする


坂本 小田さんが一番好きなのは、やはり音楽ですか?


小田 音楽は好きだけどやらなくちゃいけないものっていう感じもしていて。

それはやっぱり、それじゃないと褒めてもらえないものになってきちゃってるから、ここまで来たら。そうなると、好きを超えてるんだと思うんですよね。


坂本 なるほど。


小田 それでもやっぱりいい曲ができたときとか、録音してて音がうまく重なっていったときは今でも興奮します。

でも、それに伴ってやらなきゃいけないことがあるのを知ってるから一番って言っていいかはちょっと考えちゃう。不思議な感じですね。ただただ、楽しんでいられないっていう。

それでもやっぱりメジャーレーベルとかでやってる人たちのことを想像すると、どれだけ好き勝手やってるのかって話なので、多分それは本当にぜいたくな悩みだなと思いますね。


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山本 僕も何かハードルを越えるというよりは気ままにやってますけど、それなりに苦労とか面倒もあります。

でも確かに、デザインした製品やテキスタイルが出来上がってきて、包みを開けて初めて見たときにすっごくいい出来だと、やっぱり。


小田 きたぜ!みたいな。


山本 ですね。それが一番興奮っていうのかな、うまく言えないけど盛り上がる瞬間かもしれないですね。


小田 今までこの世にないものを自分が先頭に立って出来上がったときって、結構な興奮というか、高揚感は僕もあります。


山本 ああそうか。高揚感ですね。僕が言いたかったのもそれです。


小田 自分じゃないといけないもの、これは僕じゃないとできなかったことだって思えるものが作れたときはいいですよね。


山本 坂本さんは仕事している上での達成感、高揚感みたいなのはある?


坂本 僕の場合はちょっと俯瞰なんですよね。自分は何かを生んでるのではないんで、そこはちょっと自分で線引きしている部分はあります。

でもライブとかで、明らかに何かが起きてる瞬間ってあって。あんまり知らないで来たお客さんが盛り上がってたりとか。そこに立ち会えた時は幸せだなって思います。


小田 それは僕もぜひできたらいいなと思う瞬間です。僕のことを知らない人、音楽にあまり興味無い人にも届くようにしたいねっていうのは僕の目標ですけど、逆に、お仕事として音楽にたくさんに触れてる「分かってる人」が「おっ」て思ってくれるときを作るというも、目標ですね。だから、たまにお仕事を超えて感想もらえたりするとほんと嬉しいです。なかなかハードル高いですけどね。


山本 なるほど。


坂本 俺も仕事以外の面で、仕事以上に盛り上がること見つけようとしても無理なのかなっていうのがあって。趣味の限界っていうか。


山本 仕事は1日の大半の時間を使ってるものだし、そこで満足できる瞬間があるっていうのが理想ではあるよね。




〔第10回〕いつか見た風景 に続きます






-------今日のがまくん【第1469回】--------------

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がまくんと秋雨

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posted by 星燈社 at 09:00| 日記

2018年09月23日

ヒアシンスハウス



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浦和の別所沼公園に、ヒアシンスハウスを見に行ってきました。
若くして亡くなった詩人の立原道造が構想していた週末別荘を再現して建築していて、
ミニマムな世界観が素晴らしいと本で読んで気になっていたのです。


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こんなスケッチを元に建築したそうです。

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窓に面した机と、その横にベッド。小窓が素敵。



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こういうところで仕事してみたいなあ。
とはいえ、実際使うとなると、網戸がないと虫に悩まされるものの網戸を入れると素敵な窓が台無しというジレンマがありそうですけどね。


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ちなみに、自由に押して帰れるスタンプもかわいかったです。



-------今日のがまくん【第1468回】--------------

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がまくんと長靴

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posted by 星燈社 at 10:00| 日記

2018年09月22日

【第8回】図案と音楽の話「雪夜の音楽会A」


第8回は『雪夜の音楽会』打ち合わせの余談。
ここをカットしても話はつながるのですが、この余談のやり取りの中に今回の対談の空気感がぎゅっと詰まっている気がして掲載することにしました。でも読み飛ばしても大丈夫なやつです。



----小田晃生×星燈社・山本×モナレコード・坂本『図案と音楽の話』----


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〔第8回雪夜の音楽会A

山本 「雪夜の音楽会」チケット予約用にウェブサイトに予約フォームをつくったのですが、今回来てくださったお客さまに、また演奏会のご案内をできるようにしたらいいなあと思いまして。


小田 いいですね。


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山本 そんなわけでアンケートもつけて。

「小田さんのライブの案内をお送りしてよろしいですか」ってのと

「星燈社のイベントの案内をお送りしてよろしいですか」っていう欄を作ったんですよ。

そしたら小田さんの方が「はい」で、星燈社の方が「いいえ」の場合があって。

いや別にいいんですよ。いいんですけど、まあ僕としては傷つくわけですよ。


小田 それはもう、なんでそういうことしちゃったんですか。


坂本 打たれ弱いのに。


山本 そうなの。これ傷つくなと思ってやめました。


坂本 もうちょっとふわっとやっときゃよかったのに。


小田 いやもう、シビアな道を歩まれましたね。


山本 ですね。自分で堀った穴に自分で落ちて、そっと穴をふさぎました。


小田 それはちょっとつらいやつですよ。


坂本 ライブで挽回しましょう。


山本 「あ、星燈社もいいんだね」って。


小田 「やっぱり考え直す人フォーム」を作りましょうよ。その日に受付で提出するの。

「やっぱり星燈社イベントの案内もお送りしますか?」って。



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坂本 ライブにおみやげもあるの?


小田 お客さま皆さんに『雪夜』のCDが付くんですよね。


山本 そうなんです。予約だけして当日CDをもらえるパターンと、事前に送るパターンを作ってます。

人によって、事前に聴いてイメージ含まらせたいっていう場合もあれば、逆にまっさらな状態で聴きたいって場合もあるかなと思いまして。


小田 なるほど、丁寧ですよね。

でもできれば、その場でまっさらだと僕が歌詞間違えてもばれないので。


山本 確かに。


坂本 じゃあ人によっては歌詞カード見ながら聴いたりもできるわけですね。


小田 やばいですね、それは。


山本 ですね。


坂本 じゃあ会場暗くして。


山本 真っ暗にして。


坂本 見えないように。


山本 まったく歌詞カード読めないようにして。


小田 でもできるだけ歌詞見ないで歌いたいなと思うので、ちょっとドキドキしそうですね、『雪夜』の曲は初披露になるんで。


山本 そうだ、初披露ですよね。僕も音源は穴が開くほど聴いてるけど、生では聴いたことがないんですもんね。すごく楽しみ。



〔第9回〕雪夜の音楽展 に続きます




-------今日のがまくん【第1467回】--------------

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がまくんと秋桜

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コスモスに秋桜と当て字をした人は相当ロマンチストだった気がします。あとがまくんの服の襟どうなってるんですかこれ。


posted by 星燈社 at 11:00| 日記

2018年09月21日

【第7回】図案と音楽の話「雪夜の音楽会」


第7回は、10月5日に開催する小田さんのライブ『雪夜の音楽会』について。
演奏会をどんな風にしましょうか、という公開打ち合わせですね。いわば『雪夜の相談会』。
そうなると打ち上げを開催するなら『雪夜の反省会』ですかね。


----小田晃生×星燈社・山本×モナレコード・坂本『図案と音楽の話』----


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〔第7回雪夜の音楽会


山本 10月の星燈社・秋冬展示会のとき、自由学園明日館の展示室を使って小田さんのライブ『雪夜の音楽会』を開催します。いわばリリース記念ライブですね(※満席になりました。ありがとうございます)



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山本 『雪夜の音楽会』というタイトルは自分で考えたような顔をしてますけれど、実は違って。

『雪夜リリースライブ』だと何か違うんですよねーと小田さんに相談したら

「雪夜の音楽会ってどうですか」って提案して頂き、それをお借りしたんです。


小田 まんまですけどね。


山本 音楽会ってのがいいなと思って。会場の自由学園明日館はもともと学校だし。


坂本 すごいしっくりきてる。


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山本 それでね坂本さん、ライブ開催についてモナレコードの方にいろいろ教えてもらいたくて。


坂本 ライブの段取りは大丈夫なの?


山本 え?それはもうあれだ、坂本さん頼り。むしろ坂本さん頼み。

そんな相談の前に音楽会のチケットを作ったんですよ。これです。


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小田 うわさのすてきなチケット。


山本 ありがとうございます。これは坂本君に相談したときに

「取っときたくなるチケットっていいよね、かわいいチケットならSNSで波及できるし」と教えてもらって。

なるほど、アナログなチケットがデジタルにつながるって面白いなと思ったんです。


小田 記念になりますし。


山本 ちなみに紙の種類も、真っ白じゃないスノーホワイトという種類で。


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山本 ライブ会場は、60平米ぐらいの部屋です。

本番は夜だから見えないかもですけど、庭に面してます。消防法の制限があってあんまり沢山お客様は入れないんですけど、雰囲気はしっくりきてます。


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山本 音楽会の照明には、ろうそくみたいな光り方をするライトを配置予定です。これに雪夜の紙を巻いて光らせると


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山本 雪の中にいるような雰囲気になるかなと。


小田 雪の灯籠みたいな感じ。



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山本 設営イメージとしては、これが会場の図面ですけど、黒板の前に小田さんが立ちます。

左右の壁沿いに新作展示のテーブルが並んで、それを脇に寄せて照明をのせていきます。

そんで中央に客席の椅子を並べると。


坂本 なるほど。


山本 星燈社の普段の製品づくりでは、暮らしの脇役になることを意識していて。

だから雪夜の音楽会でも「いかに小田さんの演奏を良い環境で見て頂けるか」という脇役的な部分が星燈社の仕事だと思ってます。


坂本 でも主催者が、会の趣旨を話すのは必要じゃない?


小田 ですね。


山本 えっそうかな。でも確かにそうですね。じゃないと意味わかんないもんね。



小田 僕もちょっと迷ってて。いつも僕のライブって結構いろんな曲やるんですよ。曲の幅が激しくて、ばかみたいな曲とかもいろいろやるんです。


坂本 いろんなタイプの曲を。


小田 でも今回の演奏会はどうしようかなあと思って。

『雪夜』はもちろん演奏するとして、僕がCOINNってバンドでやってる「おやすみライブ」のような、穏やかな曲だけにするとか、そういった雰囲気でやるのもいいのかなと。



小田 ただ、それだけやる自分がなんかちょっとうそつきな気もして、それで迷ってるんです。


山本 そういえば、小田さんってあんまりカバー曲はやらないですよね。


小田 あんまりやらないですね。なんでかっていうと、自分のものになったなって思えるまでが結構時間かかるんですよ。3枚目のソロアルバムに『44ひきのねこ』ってカバー曲はありますけど。あれは自分のものだと思って歌うようにしてます。そう。あんまりないですね。何か、しれっと歌うのが悪い。


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山本 僕は、小田さんが冬の童謡を歌うのも面白いのかなと思ってます。

『雪夜』の音源を僕の親とか妻の親御さんに聴いてもらったんですが、その世代でもすっと馴染むみたいで。

だから小田さんの歌や曲には、聴く人を排除しない、どんな世代にも伝わる童謡に近い感じがあるなあと。


小田 なるほど。そういうのもいいですね。


山本 坂本さんは何かあります?こんなのが見てみたいとか。


坂本 やっぱこういう形と空気感だけど、さっき小田さんがうそくさくなるって話してたように、あんまりイメージに捉われ過ぎるのはよくないかなとは思いますね。

「ここからここまでの要素で」ていう、枠を決めないのがいいんじゃないですかね。コンセプトに縛られ過ぎないほうが面白い。


小田 そうですよね。


山本 つまりは小田さんがやりたい形でやっていただくのが一番ということですね。


小田 本当、そうですね。空気は読みつつ、取り入れつつみたいな感じでやりたいですね。取りあえず、いつもとちょっとは何か違うことができたらいいなっていう気持ちはあります。あとはあんまり説明し過ぎないほうがいいですね。


山本 ああそれです。僕の悪いくせ。説明しすぎるやつ。



【第8回】「雪夜の音楽会A」へ続きます




-------今日のがまくん【第1466回】--------------

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がまくんと舞茸天ぷら

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舞茸は天ぷらにするのが一番おいしいと思ってます。






posted by 星燈社 at 09:00| 日記

2018年09月20日

【第6回】図案と音楽の話「音楽のかたち」



音楽のかたち


山本 今回、楽曲をCDにしたのは理由が2つありまして。


まず、カフェ・雑貨・書籍・音楽の4つは近しいところにあって、結びつきも強い気がします。

たとえばブックカフェ、CDを置く書店、雑貨を扱うカフェなどの業態があったり。

だけど雑貨と音楽ってあんまり結び付いていない気がして。

でも雑貨好きな方は音楽も好きだったりするから、図案を元にした楽曲のCDをつくることで面白い化学反応が生まれるかなと考えたんです。


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山本 もうひとつは、雑貨はデザインやアイディアを製品に落とし込んで、実際に使っていただくものです。

CDも音楽ソフトを具体的なかたちのあるモノに落とし込むから、雑貨と近い存在だなあと思って。

だから「図案と音楽」シリーズの音源は「モノとしての音楽」を提案したいので、ダウンロード配信はしません。


坂本 配信しないんだね。


山本 モナレコードもレーベルとしてCD出してるけど、CDで聴いてほしいって感覚はある?


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坂本 CDである必要はないかな。必ずしも。どうしても物理的な不都合というか、広げていく際の色々なネックやコストもあるんで。特にCDプレイヤー・PCを持たない若い世代に対しては。ただ、広い世代・趣向の人に聴いてほしいってなったらCDが現時点で最善の選択だと思います


小田 そうですね、確かに。


坂本 ソフトっていうのは、やっぱり絶対なくならないとは思うんですけど。


山本 次の時代は何になるんでしょうね。


坂本 やっぱり僕らの世代はCDですよね。


小田 そうですよね。


坂本 CDは逆に流通量が減ってきてるからこそソフトとして違った価値が出てきてるし、やっぱりすごく丁寧に作られてるものだなと思います。あとはコミュニケーションとして貸し借りできるのもメリット。

あの人に貸しても聴ける、あの人に借りても聴けるものがあるっていうのはすごく大事なことだなと。


山本 貸したCD返ってこないっていうトラブルもありつつ。


坂本 ありつつ。それも思い出になりますし

でも自分の感覚とは別に、新しい世代の子とかに今度は広げていこうと思った場合にやっぱりちょっとCD弱い部分があるので、じゃあ、次は何だろうっていうのは常に考えてますね。同じことは強要できない、同じ不自由を強要はできないし。


山本 なるほど。


小田 同じ不自由を強要できないっていうのは、確かにそうですね。




〔第回〕『雪夜の音楽会』に続きます





-------今日のがまくん【第1465回】--------------


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がまくんとエリンギ

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割と有名な話ですが、ホクトのエリンギは親子のようなサイズのエリンギを2本入りにすることで成功したらしいですね。かわいい!ってなったんですって。
とはいえ使う方としては、小サイズ2つがちょうど良くないですかちょうどいいですよね。

posted by 星燈社 at 15:00| 日記

2018年09月19日

【第5回】図案と音楽の話「図案と音楽 VOL.02」


「図案と音楽の話」第5回は、次回の楽曲の話。
途中で脱線しますが、脱線こそがこの対談の醍醐味なので、ノーカットでお送り致します。

ちなみに申し遅れましたが、この対談は全13回。テーマごとに話を区切っていたら13回になってしまったというわけ。



----小田晃生×星燈社・山本×モナレコード・坂本『図案と音楽の話』----

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〔第5回図案と音楽 VOL.02



『図案と音楽 VOL.02


山本 この『図案と音楽』の企画は、小田さんにあと2曲お願いすることに決まってます。

映画の3部作じゃないけど、やっぱり何度か続けることでやっと伝わるものってあると思っていて。

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山本 小田晃生3部作でやりたいんです、とオファーしたとき

「四季の移り変わりになれば美しい流れですね」という話になりまして。


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山本 冬から始まって、春、夏、秋になると。でも僕あんまり夏好きじゃないから。


小田 お互い、夏が好きじゃない。


山本 だから夏は飛ばして、春のあとは秋の曲を作りましょうかと。


小田 しれっと夏を飛ばすのがOKになってるのがいいですよね。

お客さんに多分、あれ?って言われると思いますけどね。


坂本 四季じゃないよね?って。


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山本 あの頃、函館に夏はなかったよね。


坂本 なかった。


小田 そっか。原風景にないっていうことか。岩手はぎりぎり夏ありましたね。


山本 夏、海で遊んでました?


小田 海にも行きましたよ。ただコンブがいっぱい浮いてるみたいな。


坂本・山本 わかる。


山本 海、にごってませんでした?


小田 そうですね。青い海は沖縄に修学旅行で行って初めて見ましたね。本当だったんだ!って。


山本 モスグリーンの海にコンブとクラゲが浮いてるのが北の海ですよね。


小田 岩手はおじさんとか泳ぎながらコンブ食ってましたからね。ちぎって食べてる。生でもいけんだ!と思いましたね。


坂本・山本 わははははは!


山本 岩手にはそんなおじさんがいるんですか。いいなあ。



『 ゆげ 』


山本 四季からは外れるんですが、小田さんなら楽曲にしてくれそうだなという図案がありまして。

今年の新作『ゆげ』という図案。


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山本 お風呂だったりキッチンだったり、湯気は日常でよく目にするものですけど、その向こうには暮らしがあるじゃないですか。


小田 そうですね。


山本 暮らしの中で感じる幸せって、あたたかいけどつかまえておけない。そしていつの間にか形が変わっちゃったり、消えちゃったりする。だからその幸せって、それこそ湯気にそっくりだなあと思って。


小田 なるほど。


山本 そういう「立ち止まってはくれない幸せを見つめる」みたいなテーマ、小田さん得意そうだなあと。


小田 がんばります。



〔第回〕音楽のかたち に続きます



-------今日のがまくん【第1464回】--------------


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がまくんと椎茸バター炒め

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兄弟が多いので、僕の母は椎茸バター炒めをするときには量を増やそうと、石突きの部分まで炒めてました。それが妙においしくて、バター炒めは石突きがうまいよね、と長兄と盛り上がった記憶があります。





posted by 星燈社 at 17:00| 日記

2018年09月18日

展示会準備






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いよいよ展示会が近づいてきましたので、自由学園明日館へ行ってきました。


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照明や部屋、テーブルのサイズを確認。
この展示室を1社だけで貸切にできるなんて、そりゃあもう楽しいです。

せっかく池袋にきたので、東口側に足を伸ばして

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池袋の良心ともいえる、タカセでモーニング。家でも朝ごはん食べたんですけどね。
アイスコーヒーにベーコンエッグサンドとポテトサラダつきで450円!しかもとってもおいしいんです。



-------今日のがまくん【第1463回】--------------


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がまくんと洋梨

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桃はやわらかめが好きだけど、洋梨は少し硬めが好きです。




posted by 星燈社 at 12:00| 日記